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【IPOとは】頻出の経済用語「IPO」 / 3つのメリット&デメリット

【IPOとは】頻出の経済用語「IPO」 / 3つのメリット&デメリット

あなたは「IPO」という用語をご存知ですか?ニュースでも注目されがちなこの言葉、「気になったけど、よくわからないままだった」という人はこの機会にざっくりチェックしておきましょう!

「IPO」=新発売となった株!

IPO(Initial Public Offering)の略で「新規公開株」という意味があります。くだけた言い方をすると「新発売となった株」。厳密に言うと、未上場の企業が、新規に株式を証券取引所に上場することです。

つまり、IPOに関するニュースで出てきた企業は、これまでは(株式を証券取引所に)上場していなかった、ということになります。

上場する企業側の3つのメリット

上場する企業側の3つのメリット

新規に株式を上場する大きな目的は「資金調達」ということができます。 しかし、それに付随するメリットもたくさんあるため、ここでは3つに分けてみました。

  1. 安定的に資金調達ができる
  2. 会社の知名度・社会的信用力が上がる
  3. 内部管理体制が充実する
以下で少し詳しく見てみましょう。

 

1.安定的な資金調達が実現!
→株式を公開することで、低コストで資金調達することが可能となります。自社の時価発行増資などにより、自己資本を充実させることができ、財務体質の強化につながります。

 

2.会社の知名度・社会的信用力のUP!
→優良企業としてのイメージが高まり、取引先・金融機関からの信用力が高まります。また、従業員の士気が高まると共に、優秀な人材の確保も行いやすくなります。

 

3.内部管理体制の充実!
→株式を公開に伴い、新たに規程を整備し、運用していく必要があります。そのため、不正を防ぐ体制が強化され、リスク管理も図りやすくなります。

 

新規に株式の公開を行い、投資家に資金の提供を受けられるようになる分、クリーンでオープンな事業活動を行っていく必要があるということになります。

上場する企業側にデメリットはないの?

もちろん株式の上場にはデメリットも伴います。主なものとして、以下の3つがあります。

  1. 企業買収のリスクが上がる
  2. 株式事務が増える
  3. 企業内容の開示義務が課せられる

1.企業買収リスク
 →株式を上場すると、市場で自由に株式が売買できる状態になります。これは、株式の買収により経営権が奪われるリスクを伴います(TOB(株式公開買い付け)など)。

2.株式事務の増大
 →株式が市場に出されることで株主の異動が流動的になり、株式事務の負担が増えます。

3.企業内容の開示義務
 →株式を公開すると、決算発表・有価証券報告書等の提出を通じて、諸情報の開示が義務化されます。そのため、監査法人などに支払うコストも増えます。

このように、株式の公開は資金調達の幅を広げると共に、大きなリスクを伴います。そのため、株式の上場廃止を行う企業も年100件弱ほど存在します。

とはいえ、企業の持続的な成長を促すためには資金調達が必要不可欠となるため、多くの企業はリスクをコントロールしながら株式市場での資金調達を行っています。

 

「新規公開株」を表すIPO。今後は、ニュースで取り上げられる株の話題もしっかりチェックしていきたいものですね(`・ω・´)キリッ!

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