雑学・トリビア

【迷惑メールの裏側】スパムって何?どうやって儲けているの!?

【迷惑メールの裏側】スパムって何?どうやって儲けているの!?

メールボックスに日々増え続けるスパムメールを見ると、ついついうんざりしてしまいますね。しかし、「スパム」とはどんな意味かご存知ですか?業者は年中休みなくメールを送り続け、採算が取れるのでしょうか?スパムメールを送ること自体が迷惑極まりない行為ですが、その裏側が気になるところですね。

スパムメールって何?

スパムメールとは、一方的に送り付けられる「迷惑メール」のことです。一般的に、スパム業者は広告メール等を無差別に送信することで勧誘・宣伝を行いますが、中にはワンクリック詐欺などへの誘導を図る場合もあります。

元をたどると「スパム = スパイスド・ハム」?

スパムメールを英語表記にすると「spam mail」ですが、この「spam」はホーメル社(アメリカの食肉加工会社)の豚肉缶詰「SPAM」が由来です。これはイギリスのあるコントからきています。

このコントは、ある夫婦がレストランに入ってくるところから始まります。夫婦は注文するメニューを選ぶのですが、徐々に周囲の人たちが「SPAM、SPAM!」と歌い始めるのです。夫婦は嫌がるものの、次第に店員までもが「SPAM、SPAM!」と歌い出し、夫婦は最終的に「SPAM」を注文せざるを得ない状況に。

このコントのイメージから「欲しくもないのに繰り返し送り付けられる」という意味を込めて「spam mail」と名付けられました。

そして、この「SPAM」自体の由来ですが、一説によると「スパイスド・ハム」からきているとのことです(ホーメル社はこれを否定)。というのも、豚肉缶詰「SPAM」の以前の商品名は「Spiced Ham(スパイスド・ハム)」。インパクトのある商品名に変更すべく、公募をした結果から「Spiced Ham → SPAM」になったとの噂があるのです。

元ネタはあくまでも噂にすぎませんが、「Spiced Ham → SPAM → スパム(メール)」と変化を遂げてきた、そんな意外な背景があるのかもしれません。

スパム業者はどの時点から儲けになるの?

メーラーの迷惑メールフィルタが進化しても、スパムメールが減る様子は一向にありません。これは「スパム業者が儲けを出しているから」と言わざるを得ませんが、果たしてスパム業者は本当に儲かるのでしょうか?

具体的なデータについては、京都大学でスパムメールの研究を進める高倉弘喜助教授のレポートとして、以下の情報が公開されています。

試算では返信率が0.001%、つまり10万通に1通がだまされて支払い行為などを行えば割りがあう。

3万円の課金請求をするために100万通のメールを送信するとして、必要な費用をざっと見積もると、

  • 初期投資額:20万円程度(PC等のハードウェア、プロバイダー契約、送信先のメールアドレスリスト購入等)
  • 毎月の費用:数千円程度(主にプロバイダー契約)

となります。この場合、返信率を0.001%とすると、30万円(10人×3万円)が回収できるため、初期費用分は短期で十分回収できるといえるでしょう。

2008年に逮捕されたスパム業者は「のべ22億通のスパムを送信し、約2000万円の利益を得ていた」と報道されているため、スパムメールの利益率の高さが実感できます。

 

低コストな利用が可能なIT分野だからこそ、犯罪行為が生まれやすい環境ができてしまっているのが現状です。くれぐれも被害を受けることのないように、最低限の知識は身に付けておきたいですね。

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